一見様お断りのアメリカ Part#2

その頃のアメリカではLow Rider(日本で言うシャコタンって感じでしょうか?)ってのが流行っておりまして僕の友達, Todd君も古いimpalaなんかを乗りまわしていました。

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当時、日本ではあまり見かけなかったメッキで小さめのホイールやらHYDRAULICSを組んだり、トランクに自分で仲間の絵を描いたりして、まぁかっこ良かったです。週末にはそんな彼らとCar Showへ行ったり彼らの家でパーティーしたり…。

そんな中、Todd君が僕のオンボロ中古車にもブリンブリンのメッキのはみ出しホイールを勧めて来ました。日本で買うよりホントに安くて(ホイール4本で)500US dollarsしなかったと思います。

そのホイールを注文して数ヶ月、ウンともスンとも言って来ない。んっ?

10ヶ月経ったぐらいに無事(?)に届きましたが、頼んだホイールと全然違〜う。

注文を手伝ってくれてたTodd君と一緒にそのお店に返品交換するために行くことに。そこはSouth Parkって言う地域で、どの家にも鉄格子付いてるヤバめな地域。一応、Todd君はFBIで働いておりました(電話交換士でしたが…)ので少しは頼りにしておりました。

その店に着いてカウンター越しに恰幅のよい黒人の店員さんにホイールが違う事を事細かく説明して、返答を待っていると"ドンッ‼︎"

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そのカウンターの上に回転式ピストル、リボルバーですよ、皆さん…。オォ〜…。

Todd君は僕の手を引いて静かに店外へ連れて出ました。…そう言う事か…。

 その数週間後、僕の後輩の車が同じ地域でタイヤ4本とも取られて内張りも全部剥がされて木の上に置いてあったらしい…。

 それからSouth Parkへは二度と行くことは無かったです…。

 あの時のTodd君の手が小刻みに震えたのは未だに覚えてます。 でもそのTodd君もなんでそんな所を紹介したんだぁ?って今になって思いますが。

元気してるかなぁ?