外国人上司の戸惑い
僕の会社の上司は外国人です。
数年に一度、ローテーションで様々な地域から日本に赴任して来ます。もちろん日本に来るのが初めてで、少々曲がったイメージを持って来られる方もいらっしゃいますが、皆さん帰る時には必ずと行ってイイほど良い印象を持って帰られてると思います。(そう願いたい…。)
この最近の大雨が続く日の朝、電車が不通だったり遅延になってたり、そして車で通勤している従業員達も道路が土砂崩れで通行止めになったりで会社にたどり着くのがやっとの一週間が続きました。
そこでこの上司がStaff Meetingで言った話です。
「あまりにも通勤が困難な場合は各上司に報告の上、自宅待機しなさい…。」
日本人は何があっても出勤を試みる、この会社への忠誠心或いは生真面目さを思い知らされたのでしょう。
彼は最後にこう呟きました。
「アメリカではこんな通知は絶対にしないな。アメリカ人は朝起きて大雨や雪とかで出勤が大変そうだったら初めから来ないし、こちらも期待してない…。」
はっはっはっ…。
日本の普通の会社だと考えられないかも知れませんが、無理して出勤して危険な目にあう可能性や出勤出来てもすぐ帰る時間になるような事を考えたら、本当はその方が合理的でしょうね。
台風や大雪などに見舞われた時、この外国人の上司達は「会社に出勤するよりも家族を守りなさい。」って言ってくれる。
まず会社に対するコンプライアンスが違うのは確かですが…文化の違いもありますね。
一番大切なモノは会社ではなくて家族なんですよね…。