愛すべき人生の大先輩の方々 其の二
季節の変わり目のせいか、この猛暑せいか僕の周りで最近お悔みごとが多いです。
先日、小さい頃からお世話になっていた近所のおじちゃんが亡くなりました。
葬儀場へ行くと可愛がっていたワンちゃんとの写真や本当にホントに愛して止まなかったお孫さんとのツーショット写真など思い出の写真達が飾られておりました。
そのお孫さんをお膝に乗せて笑顔のツーショットの写真見ていた時、隣で見ていた(多分)ご親戚のおばあちゃんが写真について僕に話しかけて来ました。
「この人は若い時から多趣味だったからねぇ…。腹話術もしてたって知らなかったよ。」
えっ…え〜⁈。
……。
何と斬新なモノの見方!
その時、僕は笑いをこらえるのが必死でちゃんとそのおばあちゃんと会話が出来ませんでした。
笑いを我慢し過ぎて涙を拭う僕の仕草が式場の方々の涙を誘った事は言うまでもありません。(ゴメンね、おじちゃん…。そしておばあちゃん…。)
その腹話術の人形あっ君がずい分成長して彼女の背後に立っている事をその時の彼女はまだ知らない…。