ハッと気付かされた日

以前、こんな事がありました。街中の公園内でちょっとお風呂に入ってない感じのおじさんがガラクタと共に道の真ん中に立っておられました。(見た目で人を判断してしまう未熟者でスミマセン)そこを通る人たちも避けて通っていました。僕らもちょっと怖い感じがするので道の隅っこを通り抜けようとしていました。

しかし子供達はそうはいきません。そのちょっと大型のガラクタが気になるらしく、その方へ…。

おいおい…。

"Please come back...!!"

 そのおじさんは自分で作った空き缶を潰すマシーン(かなり大物)をやらせたいみたいで、長男君に空き缶を渡してそのマシーンに入れてみろって言ってます。子供達二人は驚きながらもマシーンに興味津々。

このおじさん、ちょっと怖いなぁ…。口調もなんか荒いし…。

その空き缶を入れる所が微妙に高くてなかなか入りません。そこで僕がその空き缶を長男君から取ってそこへ入れようとした瞬間、

「わしはあんたに頼んでない!この子に頼んでいるんだ…。何でもかんでも親がやり過ぎるよ。空き缶返せ!」

うわっ、怖〜。

長男君がやっとの事、そこへ空き缶を入れたら電動で動き始めて、ブーン、パッコン…。見事に潰れました。

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そうすると、またおのおじさんは、

「よくやったね。偉いエライ。コレをやろう。」

おじさんはウチの子供達に完全にスロットのモノらしいコインをくれました。

僕は考えました。そして感じました…。

過保護に育ててるつもりは無かったけど、何か出来ない事があったらすぐ手を差し伸べていたような…。靴紐がほどけたら、すぐ結び直してやったり宿題で間違えたら横から消してやってたり、プールが終わったら身体を拭いて着替えさせてやったり…。

おっとっと。

早く蝶々結びも教えてやらなきゃ、宿題も付きっきりじゃなくてもイイし、プールも多少濡れてても自分で着替えさせなきゃって思いました。

そのおじさんをそこで見かける事は二度と無かったけど、

サンキュー、おじさん。人から言われるまで気がつきませんでした。反省してます…。

僕に忠告するためにそこにいて、会うべき時に会えた神さまだったかもね…。