一見様お断りのアメリカ Part #5

僕がアメリカでまだ学生だった頃、アメリカは湾岸戦争真っ只中でした。(前回に続きまして…)

 ある期末テスト期間中の話です。

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テストが配られて数分経った時に何人かの警官が教室に突入してきました。

何だ?なんだ⁇

彼らはすぐに教室を出ろって言うんです。

学校内に爆弾を仕掛けたって電話があったから予定時刻まで全員退避って事です…。もちろん戦争中だったためタイムリー過ぎてビビりました。

慌てふためいた僕はお財布の入ったバックパックをそのまま教室に残し警察と消防が張った規制線の外まで逃げました。

ん〜でも、あの鞄が無いと明日から困るな、こりゃ。Cardも入ってるし…。

僕はクラスメイトに頼んで教室まで一緒に(怖すぎたので)戻ってバックパックを取りに帰ろうと試みました。今考えると、よく付いて来てくれたなぁ…。

"You guys, come back--!!"

ってその時、薄っすら聞こえた気がしましたが、急いで誰も居ないカフェテリアと中庭を走り抜け、自分の教室まで戻りました…。

 誰も居ない学校って何か不思議ですよね。静まり返っておりました。今、ドンってなったらヤバイな…。

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そして急いで自分のバックパックを掴んでそのまま走って規制線まで戻りました。

そりゃあ、怒られた、おこられた。

その後、何度かこの様な事がありましたが爆発した事は一度も無かったです。

今、考えるとこの様な爆弾予告事件は決まってテスト中だったような気がします…。 期末試験が受けたく無かったのかなぁ…。でも怖かったわぁ。